北海道 ど真ん中 東西南北どこへ進んでも北海道
北海道という土地。 本州から津軽海峡によって隔てられ、植生も生態系もそれとは異なる言わば『海外』。皆さんには海外旅行のつもりでいらして頂けたらと思います(笑) 道北・道央・道東・道南地区にわかれて、富良野は『北海道のヘソ』と呼ばれ道北地区に属しています。 ヘソなのが関係しているかどうかは知りませんが、アイヌ語で富良野を『富良野=フラーヌイ=臭いところ』と呼ぶそうです。なんだか富良野のイメージが悪くなりそうなので補足しますが、けして今の富良野が臭いわけじゃありません。その昔、富良野を見下ろす十勝連峰の活火山から、硫黄が流れ出て川をつたって富良野市内を流れていたらしのです。それがアイヌの人達には臭くてたまらなかったんでしょうね。火山活動は今でも活発なのですが、富良野が臭くなるほどではありません。その活火山のおかげで、吹上げ温泉を初めとした、十勝岳温泉があるのです。 富良野市の鳥にも選ばれる天然記念物『クマゲラ』が温泉宿の周辺でよく見られるんです。自然がほんとに濃いことがうかがえますね。 富良野は夕張山地と十勝連峰に挟まれた場所に位置し、夏暑く冬寒い『盆地気候』が特徴です。暑いと言っても、北海道の夏はカラッとしいて気持ちがいいんですよ。周囲には富良野川・空知川が流れて、その合流が富良野です。空知川の上流にはカヌーの湖として知られる『かなやま湖』があります。富良野は森・山・川・湖に囲まれた、世界でも有数のアウトドアのメッカと言えるでしょう。